日本人だとやはり日本国内のものは安全で、海外のものは危険であるという先入観があるのではないでしょうか?その神話は過去のものとなりつつありますが、確かに日本国内のものは安全性が高く、質がいいイメージはいまだにあるでしょう。
FX業者に関しても日本国内FX業者であれば安心、海外FX業者は危険と考えている方も少なくありません。海外FX業者に関しては確かに出金拒否や詐欺などの入出金トラブルの口コミも見られます。
ただ、だからといって海外FX業者が危険と言い切れるわけではありません。というのも、出金拒否などの入出金トラブルの原因がユーザー側にもあることがあるからです。
海外FX業者がの出金拒否や詐欺などの入出金トラブルの全容をきちんと理解していきましょう。
海外FX業者での入出金トラブルは確かにある!
海外FX業者での入出金トラブルは確かにあります。ただ、おそらく「海外FX業者」と聞いてイメージするほどの多さではありません。
もちろん、ケースバイケースではありますが、長年海外FX業者を利用してきて一切それらしいトラブルに遭遇したことがないという方もいるのです。海外FX業者を利用していれば必ず遭遇するものというわけではありませんし、トラブルに見舞われる可能性は思っている以上に低いのです。
基本的にきちんとした海外FX業者を利用していれば、理不尽だと感じるようなトラブルに巻き込まれることはそうそうないでしょう。ただ、海外FX業者側が定めているルールをユーザー側が守っていないとトラブルに発展する可能性がぐっと高まってきます。
海外FX業者でよくあるトラブルの原因とは?
では、実際に海外FX業者でよくある入出金トラブルの原因についてご紹介していきたいと思います。
出金ルールに違反している
海外FX業者での出金絡みのトラブルでもっとも多いとされているのが、その海外FX業者が定めている出金ルールを守っていないというケースです。
マネーロンダリングについては、見聞きしたことがあるかと思います。日本国内ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外ではマネーロンダリングを防ぐための規制がかなり徹底されているのです。
そのため、海外FX業者も資金の入出金に関してはかなり厳格なルールを設けているのです。そこで大前提となってくるのが、入金ルートと出金ルートを揃えるということです。
これによってお金の出どころと流れを明確にするわけです。逆に、お金の出どころと流れが見えないようでは海外FX業者も不安なのです。
例えば、クレジットカードで入金をして、クレジットカードで入金した分を銀行口座に送金して引き出すといったやり方ではNGです。細かな決まりに関しては、それぞれの海外FX業者によって違ってくるのですが、入金方法と同じ方法で出金するというのが基本中の基本となってきます。
また、銀行口座からの入金、銀行口座からの出金であっても、その名義が異なる場合には入金や出金を拒まれてしまいます。それが仮に親や兄弟などの血縁者であってもNGとなります。
少しでも不透明な部分があると、海外FX業者からあらぬ疑いをかけられてしまいます。海外FX業者で入出金をする際には、必ず本人名義のクレジットカードや銀行口座を使うようにしましょう。
ボーナスやキャンペーンの不正利用
日本国内FX業者も積極的にボーナスやキャンペーンといったものをおこなっていますが、海外FX業者の方はボーナスやキャンペーンについて大々的に打ち出している印象があります。もちろん、集客のためなのですが、こういったボーナスやキャンペーンの不正利用というのは後を絶ちません。
海外FX業者によってどのようなボーナスなのか、どのようなキャンペーンなのかという部分は違ってきます。ただ、その中でもポピュラーなのが新しく口座を開設するユーザーへのボーナスです。
現金化することはできなくとも、そのボーナスでFXのトレードができるようになりますし、そのボーナスで得た利益に関しては引き出せるようになっているものです。これはあくまでも新規で口座を開設したユーザーへのプレゼントなのですが、同一人物が身内などの名義で複数の口座を作ってボーナスを何度ももらうということもあります。
その結果が、口座の凍結なのです。ボーナスやキャンペーンの二重取りや不正利用をすれば、口座凍結だけではなく、利益分の没収といった可能性も出てきます。得をするつもりで大損をしてしまうかもしれないのですから、こういった考えは捨ててしまいましょう。
ちなみに、ボーナス分で付与されたものは現金化できないことがほとんどで、それをきちんと記載しているのにも関わらず「ボーナス分が現金化できない!」と怒っているようなケースも見受けられます。気持ちはわかるのですが、これに関しては書かれていることをきちんと読んでいないほ方が悪いと言わざるを得ません。
露骨なゼロカットシステム狙い
相場というのは常に変動するものです。急な変動に巻き込まれて強制ロスカットが間に合わなかった場合、日本国内FX業者であれば追証がありますので、口座残高を大きく超える損失が生まれてしまうかもしれません。
しかしながら、海外FX業者であれば、追証をFX業者側が肩代わりしてくれるゼロカットシステムというものが採用されています。そのため、トレーダーは突然の大きな借金を抱える心配がありません。
ただ、このゼロカットシステムというのは、肩代わりするFX業者にとってはリスクでしかありません。そのため、本音を言えばFX業者はなるべくゼロカットしたくないのです。
だからこそ、トレーダーが露骨にゼロカットを狙ったギャンブルトレードを繰り返していると、FX業者側は何かしらの対策を講じなければいけなくなります。その結果、トレーダーがレバレッジの引き下げや口座凍結などを食らう可能性が出てくるのです。
「そんなことするなら最初からしなきゃいいのに……」と思う方もいるかもしれませんが、FX業者側が背負ってくれているリスクを考えれば仕方のないことです。FX業者がいて初めてFXができるのですから、やはりFX業者のことも考えるべきでしょう。
業者間アービトラージ
FXにおけるレートというのは、FX業者によって差があります。大きな変動が見られるタイミングでは、その差も大きくなります。
実は、このFX業者間での差というものを狙っている方もいます。レートに大きな差ができたタイミングで、レートの低いFX業者で買い注文を、レートの高いFX業者で売り注文を……という形です。
実際に、これがうまくいけば理論上ではリスクフリーで利益を得られるでしょう。ただ、それができるのであれば、最初から多くの方が実践しているでしょうし、それによって億万長者が続出しているはずです。
要は実際にやってもうまくいくことはほとんどないということなのですが、それでもFX業者にとってはリスクになります。だからこそ、FX業者というのは基本的にこういった業者間アービトラージを禁止しているのです。
禁止している行為をすれば、何かしらのペナルティーを受けるのは当然です。
海外FX業者というだけで誤解されてしまう理由
先でもお話しましたように、海外FX業者でよく言われる入出金トラブルというのはユーザー側に何かしらの原因があるというケースがほとんどです。そうなのにも関わらず、やはり海外FX業者が悪いという先入観を持っている方が多いのです。
要は、誤解されている部分が大きいのです。では、なぜ海外FX業者というだけで誤解されてしまうのでしょうか?
海外FX業者は日本の金融庁に登録されていない
FX業者に限ったことではないのですが、信頼性のあるところに登録されているかどうかという部分をひとつの基準としている方は少なくありません。FX業者の場合、日本の金融庁に登録されているかどうかを見るという方も多いでしょう。
確かに海外FX業者は日本での登録は受けていません。しかしながら、そもそも日本の金融庁へ登録する義務があるのは日本国内FX業者だけなのです。
日本の金融庁に登録されていなくとも、日本以外の国の金融ライセンスを受けている海外FX業者もたくさんあります。日本の金融庁に登録されていないからアウトということはないのです。
企業情報が怪しい
一般的な業者であれば、企業情報が怪しいとなってくるとアウトです。ただ、海外FX業者の場合には、企業情報が怪しいからといって即アウトというわけではありません。
というのも、多くの海外FX業者がいわゆるバーチャルオフィスを利用しているのです。電話番号に関しても登記している本社の国と電話を使って事業をおこなっている国が別であるということもあります。
このように事情が事情なので、海外FX業者に関しては企業情報が怪しいというだけで判断してしまうのは早計なのです。
本当に悪質な海外FX業者を回避するポイントとは?
基本的に海外FX業者における入出金トラブルというのは、ユーザーに原因があることがほとんどです。ただ、中には本当に悪質な海外FX業者が紛れ込んでいることもあります。
ここでは、本当に悪質な海外FX業者を回避するためのポイントをご紹介していきたいと思います。
運営歴とライセンス
海外FX業者を回避するためにも、そのFX業者の運営歴とライセンスをチェックするようにしましょう。運営歴が10年以上で、信頼性のある金融ライセンスを持っているところであればまず安心です。
口コミ
口コミもしっかりとチェックしておきましょう。悪い口コミだけを見る、悪い口コミだけを鵜呑みにするのではなく、その口コミを客観的に分析することが大切です。
顧客財産の信託保全
その海外FX業者が顧客財産の信託保全をおこなっているかどうかもチェックポイントとなってきます。やはり顧客財産にFX業者が簡単に手出しできる状態になっていると、それだけでリスクが大きくなります。
分別管理がおこなわれて、しっかりと顧客財産が保管されていれば、万が一そのFX業者が倒産したとしても顧客財産は保全されるでしょう。信託保全をしている海外FX業者であれば、詐欺で資金が返ってこないということもないかと思います。
豪華すぎるキャンペーン
海外FX業者に限らず、そのFX業者のボーナスやキャンペーンがどれだけ豪華なものかを見ているという方も多いでしょう。実際に、ボーナスやキャンペーンが豪華だとそれだけでお得な感じがします。
ただ、そのお得な感じに惹かれて、結果的に損をしてしまう可能性もあるのです。他のFX業者と比べたときにあまりにも豪華なボーナスやキャンペーンを用意しているところは、怪しいと思ったほうがいいでしょう。
経営が苦しいからこそ顧客を獲得するために、無理して豪華なボーナスやキャンペーンを打ち出している可能性もあるのです。
ユーザーも禁止行為に注意すること!
本当に悪質な海外FX業者を回避することも大切なのですが、優良な海外FX業者を利用することになった後でもそこでの禁止行為に注意するようにしましょう。ユーザーが原因での入出金トラブルが多いことを考えると、結果的にこれも余計なトラブルを回避することにつながってきます。
禁止行為にもいろいろなものがありますが、まずはその海外FX業者で具体的にどのような行為が禁止されているのかを確認しておきましょう。ここを確認することなく、ペナルティーを受けて一方的に騒いでいるようなユーザーは思っている以上に多いのです。
自分の意思でその海外FX業者を利用すると決めたのであれば、その海外FX業者のことをきちんと理解しておくべきです。
まとめ
海外FX業者に関しては出金拒否など入出金トラブルが多いイメージがあります。確かに入出金トラブルはあるのですが、実際にはそこまで多いわけではありませんし、ユーザーのほうに原因があるケースも少なくありません。
大切なのは本当に悪質な海外FX業者を回避するだけではなく、優良な海外FX業者を選んだ後もそこで禁止行為をしないようにすることです。優良な海外FX業者で正しくFXをおこなっていけば、何も怖いことはないのです。
ユーザー側の知識不足や悪質な禁止行為を行うユーザー側にもあるケースがほとんど。
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