海外FX

海外FX口座への出金方法と流れ

海外FX口座からの出金はルールを理解して確実に

海外FXは、その取っ付きにくさから「出金がややこしそう」「利益が出ても出金拒否なんてあったら不安だ…」と思っている人もいるのではないでしょうか?確かに世界中のトレーダーが取引する海外FXならではのルールがあったり、日本国内のFX業者と多少異なるところがあったりと、難解そうな部分はありますが、きちんとルールさえ押さえておけば、決して難しいことではありません。今回は、海外FX口座への出金方法とその流れを解説します。

まずは知っておきたい海外FX口座での入出金ルール

海外FX口座からの出金方法を確認する前に、まずは海外FXでの出金ルールを押さえておきましょう。

原則入金で使った方法で出金する

マネーロンダリング(資金洗浄)防止のため、世界各国のトレーダーが取引をする海外FXでは、「原則入金した方法で出金する」というルールが決められています。たとえば、銀行送金で入金した場合には、出金する時にも銀行送金を利用します。クレジットカード入金の場合にはルールが少し複雑で、少なくとも入金分はクレジットカードのリファウンド(返金)処理を使って出金し、入金額よりも出た利益分は銀行送金など他の方法を選択することができます。

出金優先手順がある

複数方法で入金した場合、出金の際には次のような優先順位が設けられます。

出金優先順位

1.クレジットカード・デビットカードによる出金
2.仮想通貨ビットコイン出金(Bitcoin)、STICPAY
3.電子ウォレット/銀行送金

例えば、銀行入金20万円、クレジット入金20万円、ビットコイン入金10万円の計50万円を入金したとします。10万円の利益が出たので合計60万円を出金する場合の出金処理を見てみましょう。

1.クレジットカードでの出金20万円
2.ビットコインで出金10万円
3.残りの金額をbitwalletか銀行送金で30万円

このように、まずはクレジットカード、ビットコインの順番で出金が優先され、利益分を含む残りの金額が出金される仕組みです。

ボーナスは出金できない

海外FXでは、キャンペーンや口座開設時などに「ボーナス」として、取引で使えるポイントのようなものが付与される仕組みになっています。このボーナスは獲得したトレーダーのものではあるものの、出金対象ではありません。これはあくまで取引において使えるもの。ボーナスは取引において使用し、そこで出た利益を出金するようにしましょう。

では、海外FXでの具体的な出金方法を見ていきましょう。

海外FXの出金方法は大きく4つ

海外FXの出金を行う際、手順は国内FXと大きくは変わらず、各海外FX事業者の出金申請フォームをオンラインで送信するか、「出金依頼書」を海外FX事業者に送付(FAX・E-mail)します。ただし、世界各地のトレーダーの出金に対応するためやマネーロンダリングを防止するために、以下のように出金の方法自体が様々です。

①クレジットカード出金
②ビットコイン出金
③bitwalletなど国際決済サービスからの出金
④海外銀行送金

スムーズかつ確実に出金するためには、それぞれの仕組みを知っておくことが大切です。ここでは、主な4つの出金方法を、出金優先順位の高いものから解説します。

クレジットカード出金

一つ目に「クレジットカード出金」が挙げられます。「クレジットカードで出金」という言葉になんとなく違和感があるかもしれませんが、海外FXでは割とポピュラーな出金方法。ここでの「出金」は、リファウンド(返金)処理をすることで、トレーダーの手元に入金金額がそのまま帰る仕組みになっています。そもそも海外FXでのクレジットカード入金は、カードのショッピング枠をそのまま利用したもの。取引から1年間は、リファウンド処理ができるようになっているため、入金額をそのまま出金することができます。クレジットカード出金では、手続きを行ってから反映されるまでおおよそ3~5営業日程度かかります。

ただし、クレジットカード出金ができるのは、あくまで入金した額が限度。元手を越した額は改めて出金方法を選択する必要があります。ちなみに、1年間の出金期限を過ぎたものは、クレジットカードでの返金処理ができないため、銀行口座への電信送金で出金します。

クレジットカード出金でのメリット・デメリット

・多くの海外FX事業者が対応している
・海外FX事業者からの出金手数料が無料

・入金額までしか出金できない
・反映までの時間・日数はカード会社によって異なる

ビットコイン出金

仮想通貨の一つ「ビットコイン」は、海外FXでの出金にも利用できます。ビットコインはどこの国にも所属しないため、わざわざ他の通貨に両替せずとも利用できて便利。手数料が安くて反映スピードも早く、出金してから24時間以内には出金が反映されています。手数料については、出金の際多くの海外FX事業者で無料または出金額の1%程度で済みます。出金では、ビットコイン専用のオンラインウォレットを使って処理が行われますので、あらかじめ作っておきましょう。

便利なビットコイン出金ですが、ビットコインもクレジットカードと同じく、入金した額までしか出金ができません。大きく利益を得た際には、海外送金など他の方法も併せて利用することになります。また、仮想通貨特有の価値変動にも注意が必要です。短期間でも大きく価値が変動しますので、例えば10万円入金したからといって、出金時にも同様に10万円分の価値が出るとは限りません。

ビットコイン出金でのメリット・デメリット

・出金手数料が安くて、反映スピードが早い

・入金額までしか出金できない
・仮想通貨特有の価値変動があって、入金時と同じ日本円価値の金額を出せるとは限らない

bitwalletなど国際決済サービスからの出金

3つめに、「国際決済サービス」を使った出金があります。bitwalletはその代表的な例で、2019年時点でTradeView、HOTForex、TitanFXなど複数のFX業者で利用することができます。

国際決済サービスは、インターネット上で管理できる電子財布(オンラインウォレット)のようなもので、入出金では中継役を果たします。有名どころでは、

・bitwallet
・OKPAY
・PerfectMoney
・Regular Pay

などがあります。

電子決済サービスの中ではbitwalletとPerfectMoneyが日本語対応しているので、安心感があります。また、国際決済サービスを使う大きなメリットとして、手数料が安いことが挙げられます。例えば海外FX事業者「XM」では、bitwalletへの出金手数料は全額負担のため、bitwalletから国内金融機関への出金手数料負担だけでOK。bitwalletの手数料は一律824円なので、かなりお得に出金することができますし、反映時間も2〜3営業日と早めです。頻繁に出金したい、資金を移動させたいというトレーダーには便利な出金方法です。また、そもそも国際決済サービスは、複数の海外FX業者との取引のハブ的役割を果たすので、FXにおける資金管理を一元化したいというトレーダーにもメリットがあります。

ただし、このbitwalletに関しても、XM では2019年4月より入金額以上の利益分の出金はできなくなっていますので、大きな利益が出た場合には海外送金などと組み合わせて利用することになります。

bitwallet出金でのメリット・デメリット

・複数の海外FX事業者と取引している場合、資金管理が一元化できる
・出金手数料が安く、反映スピードも早い

・出金は現金での銀行振込のみ対応
・出金手数料は安いが、入金手数料は高め(入金額の1〜5%)

海外銀行送金

海外銀行送金は、海外FX事業者から中継銀行を経由して国内受取銀行へ送金され、そこからトレーダーのもとへとお金が渡る仕組みです。いくつもの場所を経由するため、リフティングチャージ(海外送金手数料の一種で、送金する外貨と同じ外貨建てで送金する際にかかる:中継手数料)や受取手数料などの出金にかかる手数料や日数がかかります。手数料は一回の出金につき合計5,000円前後、出金反映までの日数は5〜7日程度かかります。一つ注意しておきたいのが、2019年5月以降、海外FXの「XM」では、入金額以上の獲得利益はこの海外送金のみ引き出し可能になったこと。よって、海外FXで利益を得た場合はほとんどの場合、この海外銀行送金を利用することになります。

海外銀行送金は最もオーソドックスな出金方法のため、すべての海外FX事業者が対応しています。一方で、FX事業者が日本に所有する口座を経由して出金をする「国内銀行振込」については、ほとんどの会社で非対応となっています。これは、マネーロンダリングや脱税防止のため。金融庁などからの施策や取り締まりなどによって、海外FXの入金よりも出金のほうがルールが多く、厳しくなっています。

ちなみに、国内受取銀行をソニー銀行にしておくと、「受取手数料」が無料になります。通常の海外銀行送金では、合計5,000円前後の手数料がかかるのに対し、半分の2,500円程度の手数料でお得に出金できるので、海外FXでの出金機会が多い人は作っておいて損はないでしょう。

出金できない銀行もある

国内銀行の中には、そもそも海外FXからの出金を受け付けていない銀行もあります。

海外FXの出金ができない銀行

ゆうちょ銀行
ジャパンネット銀行
じぶん銀行
みずほ銀行(インターネット支店はNG、)
新生銀行

その他、スイフトコード(国際的に承認された金融機関識別コード)を持たないネット銀行、セブン銀行なども出金できないため注意しましょう。

海外銀行送金でのメリット・デメリット

・入金・出金額の上限がない
・全ての海外FX事業者で対応している方法

・出金の際の中継地点が多く、手数料が高くつく
・出金されるまで、5〜7日程度の日数がかかる

海外FX出金の大まかな流れ

海外FXの出金は、海外FX業者の会員ページから簡単に申請することができます。

1.海外FX事業者の会員ページにログインし、入出金のページを開く
2.出金方法一覧より希望の出金方法を選び、出金額などの必要な情報を記入する
3.出金リクエストをして完了

注意:登録メールアドレスに「出金処理完了メール」が届いてはじめて出金完了

出金リクエストから24時間以内(土日・祝日除く)に、出金処理完了メールが届きます。このメールが届かなければ、出金処理はできていないので、必ず確認するようにしましょう。

注意:海外FX口座の名義と出金先の名義は同一にする

マネーロンダリング防止のため、口座の名義と出金先の名義が異なる場合は出金拒否されてしまいます。海外FX口座の名義と出金先の名義は同一にしておきましょう。これはbitwalletなどの電子決済サービスでも同様で、ウォレットの名義と海外FX口座の名義を一致させておく必要があります。

出金拒否は稀だが、信頼できる事業者で取引をするのが大切

海外FX初心者にとって不安を抱えやすいのが、出金拒否や利益を引き出せないことではないでしょうか。実際に海外FXで「出金拒否された」という話はそんなに多くありませんが、悪質な事業者が全くいないとも言い切れません。そこでトレーダーに必要となるのは、安全で信頼できるFX業者を見極めること。具体的には、金融ライセンスの有無、評判、実績、運営歴などをよく確認して判断することが大切です。

金融ライセンスと運営歴は特に重要なファクターで、金融ライセンスは取得数が多ければ多いほど、運営歴は長ければ長いほど信用性も上がります。信頼できるFX業者で取引するのが、安全に海外FXを楽しむコツと言えるでしょう。

海外FXの出金はルールさえ覚えられれば問題なし!

レバレッジの高い海外FXは、世界中のトレーダーが大きな金額を動かすため、出金に関しては法律や各ブローカーのルールが毎年変更されており、非常に流動的です。そこにとっつきにくさの一因があるのですが、基本的なルールや仕組みを理解しておけば、あとはその時々の新しいルールを覚えていくだけ。出金の手順もシンプルなので、決して難しくはありません。

ポイント

・海外FXは、原則入金した方法で出金するのがルール
・複数の方法で入金した場合には、出金方法の優先順位がある
・海外FXでは入金より出金ルールが厳しい・頻繁に変わるので、最新情報をよくチェックする