海外FXが選ばれる理由

海外FXは様々な銘柄の取引ができる

海外FXは「外国為替証拠金取引」といって、証拠金を業者に預託し、将来必ず決済(反対売買)することが約束された「差金決済」による通貨の売買を行う取引です。「通貨の売買」であるから、扱うのは世界各国通貨と思いがちですが、実はそれだけではありません。海外FXでは、様々な銘柄の取引をすることができます。この記事では、主にどんな銘柄を取り扱っているのか、またその銘柄がどういうものなのかを解説します。

海外FXは奥が深い!取引できる銘柄の多さも魅力

海外FXには、「ハイレバがかけられる」「ゼロカットが適用できる」などのいくつかのメリットがありますが、実は、取引できる銘柄が多いことも隠れたメリットになります。単なる通貨の売買だけではない奥深さがあるのも、世界中のトレーダーがFXにトライする魅力の一つと言えるでしょう。

海外FXで取引できる銘柄例

では、海外FXではどんな銘柄が取引できるのでしょうか。

・メジャー通貨
・マイナー通貨
・CFD
・仮想通貨

初心者トレーダーにはなかなか聞きなれない言葉のはずなので、一つずつ説明していきましょう。

1.メジャー通貨

FXの取引においては、「米ドルを売って円を買う」「ユーロを売って米ドルを買う」というように、取引上で通貨の組み合わせが必ず発生します。これを「通貨ペア」というのですが、世界中の通貨にも、メジャーなものとマイナーなものがあります。

メジャー通貨なのかマイナー通貨なのかという区別は、世界中でその通貨にどれだけの取引量があるかで分けられています。メジャー通貨の例を挙げてみます。

・米ドル(USD)
・ユーロ(EUR)
・円(JPY)
・ポンド(GBP)
・スイスフラン(CHF)
・豪ドル(AUD)
・NZドル(NZD)
・カナダドル(CAD)

これらのメジャー通貨は、国内FX・海外FX問わず取引できます。特に、豪ドル・NZドル・カナダドルは、「資源国通貨」とも呼ばれています。メジャー通貨は、流動性が高く、スプレッドにも大きな違いがでないことが多いのも特徴です。特にFXにおいて、ドルに関連する取引をする場合には、ドルインデックス(US Dollar Index:ドルの価値を測る指標)が重要になることもあります。

2.マイナー通貨

マイナー通貨は、メジャー通貨に分類されない通貨のことをまとめて呼んでいます。

・ZAR(南アフリカランド)
・HKD(香港ドル)
・SGD(シンガポールドル)
・TRY(トルコリラ)
・MXN(メキシコペソ)
・PLN(ポーランドゾルチ)など

国内のFX会社ではあまり見かけないようなマイナー通貨でも、海外FX業者なら取り扱っていることも多くあります。ただ、マイナー通貨は新興国の通貨がほとんどのため、通貨への信用度が低く、取引量も多くありません。そのため、流動性も低く、レートが飛ぶ、約定しない、スプレッドが広い(安定しない)といったこともあるため、取引する際には、信頼できる海外FX業者を選びましょう。そんなマイナー通貨には、1日の変動幅が大きい、スワップの額多いなどのメリットもあります。スキャルピングなどの短期トレードでも大きな利益を出しやすいので、それ狙いでマイナー通貨を選択するトレーダーもいます。

このように、マイナー通貨を多種取り扱っているということはつまり、それだけ利益を上げられるトレードができる可能性が広がると言えます。ちなみに、国内では、主要なFX業者の対応通貨ペアの平均は、20種類前後。それに対して、海外FX業者の対応通貨ペアの平均は60種類前後でその差は3倍程度あります。

通貨ペアの多い海外FX業者とその特徴

では、通貨ペアの多さが際立っている海外FX業者をいくつかご紹介します。

LandFX

対応通貨ペアは圧倒的に多い67種類。ニュージーランドに本社を置く新興海外FXブローカーで、現在イギリス・ニュージーランド・中国・フィリピン・ロシア・シンガポール・インドネシア・マレーシア・アメリカ・エジプトの計13カ国に拠点を有しています。豊富な取り扱い通貨ペアの中でも、GBP(イギリスポンド)の通貨ペアは17種類と、他の取引所では取り扱っていないような通貨ペアも多くあるのが特徴です。他の多くの海外FX業者には取り扱いがあるけどLAND-FXにだけに取り扱いがない通貨ペアは見つける方が難しいほど。かなり低スプレッドに設定されているのも魅力の一つでしょう。

Tradeview

対応通貨ペアは62種類。2004年創立の老舗ブローカーで、日本語のサービスを開始したのは2016年。満遍なく通貨ペアを取り扱っており、トータルバランスに優れた海外FX業者です。メジャー通貨・マイナー通貨問わず多くの通貨ペアが網羅されているため、だいたいの通貨ペアはTradeviewで見つかるでしょう。

とりわけ、USDの通貨ペアの取り扱い数が豊富で、全18種類あります。他で取り扱いの少ないUSD/THBにも対応しています。口座はスタンダード口座(STP)とILC口座(ECN)の2種類がありますが、特にILC口座は国内FX業者にも引けを取らないようなスプレッドの狭さを実現しています。

Axiory

対応通貨ペアは61種類。約定スピード・約定率の速さが定評で、スキャルピングに適した海外FX業者として知られています。Axioryの取扱通貨ペアの特徴は、AUD(豪ドル)とNZD(ニュージーランドドル)関連銘柄が豊富な点。一方、メジャー通貨ではUSDやGBP、マイナー通貨ではDKK(デンマーククローネ)の通貨ペアの取り扱いが、少々少なめです。

iForex

対応通貨ペアは61種類。1996年創業の老舗中の老舗の海外FX業者です。iForexの取り扱い通貨ペアは、メジャー通貨をしっかり抑えつつも、他のFX業者が未対応の穴場ペアもしっかりと押さえているところが特徴。例えば、ILS(イスラエルシェケル)の取り扱いは非常に豊富で、iForexはILSの通貨ペアだけでも7種類の取り扱いがあることから、これを狙うトレーダーもいるでしょう。その一方、EUR(ユーロ)とGBPの対応通貨ペアは、他の海外FX業者に比べて少ない傾向にあるなど、強みと弱みが混在したペア取り扱いともいえるでしょう。iForexはスワップポイントの高いマイナー通貨ペアの取り扱いが充実しているので、スワップポイントを狙った中長期の保有には適していると言えます。

XM

対応通貨ペアは57種類。XMと言えば、日本国内で最も知られている海外FX業者です。メジャー通貨はほとんど網羅しているので、よほどマイナー通貨同士のペアでなければ、だいたい網羅しているはず。万人ウケする言わずと知れた海外FX業者なのは間違いないです。

3.CFD

CFDとは、「Contract For Difference」の頭文字3文字を取ったもので、株や債券などの現物取引をせずに「差益のみを決済」する方法のことを言います。日本語に訳すと「差金決済取引」になります。株式や株価指数、ETF、先物などから選択してトレードすることができます。

例えば、上場している会社の株式を売買する場合には、取引所を介して、現金で株式を購入し保有、その後に株式を売却して売却時のお金を受け取る流れをとります。しかし、CFDでは差金決済取引なので、現物の売買は発生しません。FX会社に証拠金を預け、取引銘柄を売買し、売買後の差金のみを決済することになります。例えば、次のようなものがCFDで取引する銘柄になります。

・Nikkei225(日経225)
・US100(ナスダック)
・S&P500(US500)
・DJ30(NYダウ)
・UK100
・Aussie200

CFDにもいくつかの種類があるので、ご紹介しておきます。

株価指数CFD

株価指数は、株式を取引する証券取引所に上場されている一部、または、すべての株式を決められた計算方法で指数化したものです。株価指数自体は取引できるものではありませんが、相場の動きを把握したり、セクター(業種)ごとの値動きを分析するために、世界中で一般的に使用されています。

商品CFD

商品CFDは「エネルギー」「金属」「農作物」などの一次製品が対象となり、別名「コモディティ」とも呼ばれています。商品CFDは各商品参照市場のレートと連動しており、例えば原油CFDは、WTI原油先物のニューヨーク商品取引所で取引されている価格が反映されていることになります。

これらの一次製品を原資産とし、価格を参照しています。
商品は世界各国にある取引所にて取引されていますが、その各国にある取引所の価格に商品CFDは連動しています。原油CFDであれば、WTI原油先物のニューヨーク商品取引所で取引されている価格が反映されています。商品CFDの例として次のようなものが挙げられます。

エネルギー 原油、天然ガス
金属 金、銀、プラチナ、パラジウム
農作物 大豆、トウモロコシ、小麦、コーヒー、ココア

個別株式CFD

個別株式CFDは、米国株CFD、中国株CFDなど、アメリカと中国の証券取引所に上場している株式を原資産としたCFDです。よって、アップルやグーグル、AIGといったIT関連やグローバル企業の株式をピンポイントに取引することができます。新興国の企業の株式も取引できるので、今後の成長が見込める伸び盛りの企業に投資という形で取引することも可能です。

CFDの取引ができる海外FX業者

上記のようなCFDを取引できる海外FX業者はある程度限られています。代表的なFX業者とその銘柄数は以下の通りです。

・XM:50銘柄
・FXDD:23銘柄
・Tradeview:50銘柄
・TaitanFX:18銘柄
・ironFX:13銘柄
・Gemforex:12銘柄

仮想通貨

仮想通貨は、国に属さず実態が存在しない通貨のことを言います。「通貨」は、日本の円、アメリカのドルなどのようにそれぞれの国家に属していますが、仮想通貨は、国家に属していないため、国家の縛りに関係なく使うことができます。また、実体がないのもこれまでの通貨とは異なるところです。国に属している通貨は「100円硬貨」「1万円円札」など、国ごとの通貨で貨幣として実体があります。仮想通貨が「仮想」と言われる所以はここにあります。

代表的な仮想通貨

・ビットコイン
・イーサリアム
・リップル など

こうした仮想通貨を使ってFXの取引を行う場合は、ビットフライヤーなど仮想通貨の取引所で取引する仕組みになっていますが、海外FX業者の中には、ビットコインFXを仮想通貨以外の通貨と同じように取引できる業者もあります。MT5という取引プラットフォームを使って取引を行います。

XMの口座を持っていない場合であれば、口座開設の際に「プラットフォーム」でMT5を選択。
XMの口座を持っている場合は「追加口座」で新しく口座を作成し、「プラットフォーム」でMT5を選択することで海外FX業者XMでビットコインFXをすることができます

主要海外FX業者の取引銘柄一覧

XMの取り扱い銘柄:99銘柄

FX/通貨ペア 57銘柄
CFD/貴金属 2銘柄
CFD/株価指数 27銘柄
CFD/株式 13銘柄
CFD/仮想通貨
CFD/貴金属

TaitanFXの取り扱い銘柄:75銘柄

FX/通貨ペア 57銘柄
CFD/貴金属 6銘柄
CFD/株価指数 9銘柄
CFD/株式 3銘柄
CFD/仮想通貨
CFD/貴金属

Tradeviewの取り扱い銘柄:75銘柄

FX/通貨ペア MT4 70銘柄、MT5 57銘柄、cTrader 41銘柄
CFD/貴金属 MT4 3銘柄、MT5 3銘柄、cTrader 2銘柄
CFD/株価指数 MT4 10銘柄、MT5 9銘柄、cTrader 10銘柄
CFD/株式 MT4 3銘柄、MT5 3銘柄、cTrader 2銘柄
CFD/仮想通貨 MT4 36銘柄、MT5 -、cTrader –
CFD/貴金属 MT4 5銘柄、MT5 4銘柄、cTrader 5銘柄

Traders Trustの取り扱い銘柄:70銘柄

FX/通貨ペア 44銘柄
CFD/貴金属 2銘柄
CFD/株価指数 5銘柄
CFD/株式 4銘柄
CFD/仮想通貨
CFD/貴金属 15銘柄

FXDDの取り扱い銘柄:89銘柄

FX/通貨ペア 66銘柄
CFD/貴金属 4銘柄
CFD/株価指数 12銘柄
CFD/株式 2銘柄
CFD/仮想通貨
CFD/貴金属 5銘柄

取り扱える銘柄の数だけ、海外FXは奥が深い

初心者トレーダーには若干難しいのがこの銘柄の話。実際に取引を続けていかなければ、なかなか実感としてわかりにくいところもあるでしょう。ただ、こうした難解さがかえって取引の幅や選択肢を広げているとも言えます。ハイレバをかけられる、追証がないといったインパクトのあるメリットだけでなく、FXにはこうした銘柄の多さが作り出す取引の奥深さがあることも、トライする価値と言えるのではないでしょうか。