海外FXの魅力はなんといってもハイレバレッジであること。その中でもスキャルピングにより少ない元手でも数百万の利益が出せる可能性を秘めています。
そんな海外FXを始めようと思った際に悩んでしまうのがFX業者選択。海外FXは国内FXよりも業者数は多いですし、情報自体が信頼できるかどうか不安な面もあります。よってどのような判断基準を持ってFX業者選びを行ったらいいのかがわからないという方が非常に多いのではないでしょうか?
今回はハイレバスキャルピングに適した海外FX業者を探す際のポイントや注意点をご紹介します。海外FX業者選定の際の判断基準にしていただければ幸いです。
スキャルピング向きな海外FX業者を選ぶポイント
スキャルピングに最適な海外FX業者にはどんな特徴があるのでしょうか?ここではいくつかのポイントをまとめてみました。検討している海外FX業者がすべての要件を満たしている業者ではない場合でも、より多くのポイントが合致しているのであれば安心した海外FXにおけるスキャルピングが可能となるのではないでしょうか。ぜひ検討する上で参考にしてみてください。
1.約定力が高いこと
海外FXのスキャルピングには約定力が重要です。約定力とは、注文から成立までの速さのこと。常に変動しているレートで決済するため、自分の意図したタイミングで決済が行えないと損失が発生してしまう可能性があります。そのためにも約定力が高いFX業者を選ぶことはとても重要と言えるでしょう。この約定力が優れているFX業者では、マイナススリッページが少ないのでスプレッドが拡大しにくくコスト的に安定し有利です。
約定力に差が出る理由を一言でいうと、システムの処理能力のよる差と言えるでしょう。処理能力の高いサーバーを保有しているFX業者を選ぶことがポイントです。そのため海外FX業者の選定時にスリッページ(取引の際に注文レートと異なるレートにて約定された場合の価格差のこと)が頻繁に発生するようなFX業者を選んでしまうと利益損失につながってしまう恐れがあります。
実際には約定力が高いかどうかの判断は自分自身で取引してみないとわかりません。一般的には平日昼間やトレードがあまり活発でない時間帯では約定力は高く、夜間や重要となる経済指標が発表されるタイミングには約定力が低くなる傾向があるので、その時間帯での決済状況を見て判断するのが良いでしょう。他にも、ネット情報などの利用者の声を参考にしてみるのもよいでしょう。
2.金融ライセンスを保有していること
金融ライセンスを保有している海外FX業者であれば、財務状況やセキュリティといった審査基準はクリアしているため、一定の信頼性を持っているFX業者であるといえます。逆にライセンスを保持していない無登録のFX業者は絶対に使ってはいけません。公式ウェブサイトに金融ライセンスに関する記載がない場合、ライセンスを保有していないFX業者であると思ったほうがよいでしょう。
また、FX業者のライセンスがどの国におけるライセンスなのか信頼性が判断できるポイントとなります。一般的にはFXの通貨ペアとなっているイギリス、オーストラリア、ニュージーランドといった国のライセンスを持つFX業者は信頼性が高いので判断基準にしてみるのもアリです。
XM | セーシェル金融庁(FSA) |
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TitanFX | ニュージーランド証券投資委員会(NZFSP) |
AXIORY | ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) |
LAND-FX | 英国金融行為監督機構(FCA)、ニュージーランド証券投資委員会(NZFSP) |
FxPro | キプロス証券取引委員会(CySEC)、英国金融行為監督機構(FCA) |
3.日本語サポートがあること
海外FX業者は日本の金融庁の管轄外ということもあり、もし、取引の際にトラブルに巻き込まれた場合でも自身で解決しなければなりません。中には日本語が通じず、英語であったとしてもいろいろと厄介であるにもかかわらず、他の外国語でのやり取りはなお困難が生じる場合も出てくる危険性があります。
そのため、海外FX業者を選ぶ際には、日本人スタッフによるサポートが受けられるところが安心して海外FXを行う上では重要なポイントとなります。最近ではチャットや電話・メールなどで対応してくれる業者もあります。
4.運用歴が長いこと
海外FX運営の長さも重要なポイントと言えるでしょう。どんなビジネスでもそうですが事業運営がある一定の長さを経験していることで安心できます。現在はインターネット経由でトラブルや悪評が瞬時に知れ渡ってしまいますので、運営歴が長ければ長いほどトラブルや問題も少なく信頼できるFX業者であると言えるでしょう。運用歴の目安としては5年以上のFX業者であれば一定の信頼があると思っていいでしょう。
運用歴が1年未満のFX業者は詐欺や悪徳業者である可能性も高く、顧客から資金を集め計画倒産を行い持ち逃げするなどの悪質なケースが多く見られますので細心の注意が必要です。
5.ゼロカットシステムが適用されていること
海外FXでは「ゼロカットシステム」と呼ばれる、残高がマイナスでロスカットされた場合においてもFX業者が利用者の代わりに追証(資金以上の損失が出た際に追加で求められる保証金(追加保証金)のこと)を肩代わりしてくれる制度があります。ちなみに国内FXではゼロカットが法律の関係で採択されていません※1。そのため、たとえばレバレッジ100倍~1000倍のトレードを行っていと、雇用統計など経済指標の発表のタイミングでは100pips前後の値動きなどが頻繁に起こり得ます。そんな瞬時に変動する場面では、ロスカットが間に合わずに、残高がマイナスになってしまうことがあり得ます。しかしゼロカットシステムだと、マイナスになった残高は全てゼロとなり、入金した金額以上損失がでることがなくなります。
有価証券売買取引等につき、自己又は第三者が当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため当該顧客又は第三者に財産上の利益を提供する旨を、当該顧客又はその指定した者に対し、申し込み、若しくは約束し、又は第三者に申し込ませ、若しくは約束させる行為
6.レバレッジの最大上限が高いこと
海外FXでスキャルピングを行うなら、レバレッジの最大上限が高い海外FX業者を選ぶようにしましょう。レバレッジの最大上限が大きければ大きいほど取引が大きくできますし、選択肢が広がります。海外FXは国内FXと違いレバレッジ規制がないところも多く、中には上限レバレッジが3000倍という業者も存在します。レバレッジ最大上限も判断材料に入れて海外FX業者を選びましょう。
7.スプレッドが狭いFX業者であること
スキャルピングで重要となるのはスプレッド(売値と買値の価格差)です。取引のコストとなるスプレッドが狭ければ狭い業者ほど利益が出やすい業者となります。スプレッドが狭ければ利益が出やすくなりますので0.1pipsでも狭い業者探しを心がけるようにしましょう。
8.注文処理方式がNDD(ノンディーリングデスク)方式であること
FXの取引では、DD方式とNDD方式という2つの取引形態があり、国内における大半のFX業者がDD方式を採用している一方で、海外FX業者の大半はNDD方式を採用しています。海外FXを行う際にはNDD方式を採用されているFX業者を採択しましょう。
顧客の注文をFX業者が処理する形となり、ディーラーである取引所が顧客の注文を受け、それをインターバンク市場(銀行間取引市場のこと)に流さずディーリングデスクを経由し注文約定が行われるものを指します。この方式の場合では、顧客が儲かればFX業者が損をする、一方で顧客が負ければFX業者には利益がもたらされるという仕組みとなります。
DD方式を採用しているFX業者では、スキャルピングといった短期売買だとシステム負荷が膨大なることや、注文処理が追いつかないなどの理由によりスキャルピングを禁止しているところが多いのが特徴です。たとえば、ディーラー側の処理が追い付かないことでFX業者が損失を被る可能性が非常に高く口座凍結や出金拒否を課すFX業者も存在しています。その点から日本国内ではあまり採択されず、海外FX市場においてはスキャルピングが好まれる傾向にあります。
NDD方式では、顧客からの注文を金融機関やインターバンク市場に直接流していくため、FX業者側で顧客の取引には一切関与しません。このことから取引の公平性が高いとされており、スキャルピングにはNDD方式を採用しているFX業者を利用するのがポイントとなります。NDD方式は約定力が高く、顧客にとっては不利益がほとんどありません。
またNDD方式ではスプレッドはFX業者の利益になるため、DDと違い顧客の取引回数が増えれば増えるほどFX業者も儲かる仕組みとなります。NDD方式ではスプレッドの設定が広い場合が多く、NDDを採用するFX業者の中でもスプレッドが狭い業者を選ぶのがポイントと言えるでしょう。
NDD方式にはさらに細かく分けるとSTP方式とECN方式という2つの注文方式があります。
STP方式
「ストレートスループロセッシング」の略で、スプレッドにFX業者の手数料を上乗せした形で顧客にレートを提供する方式のこと
ECN方式
「エレクトニックコミュニケーションズネットワーク」の略で、顧客注文を他のトレーダーなどが参加している電子取引市場にダイレクト発注する方式。最近は海外FX業者の大半がこの注文方式専用のECN口座の提供を行っています。
スプレッドと手数料を足したコストが安いほど利益が多く残せます。よって合計コストが安いFX業者を見つけて利用するのが効果的です。
9.利用可能な通貨ペアが多いこと
ドル円やユーロドル、ユーロ円といった主要通貨ペアのみで取引を行うケースであれば、通貨ペアの数が多いかどうかはあまり重要ではなくそれほど意識することはないでしょう。海外FX業者の中にはあまりなじみのない通貨(ポンド/フラン、オーストリアドル/カナダなどが取引対象として扱われているところもあります。通貨ペアが多いとトレードの幅が広がります。
10.分別管理をしている業者であること
日本のFX業者は一般的には信託保全(顧客の証拠金を信託口座で保全することにより、法律的に資金を守る仕組みのこと)が行われますが、一方海外FX業者は信託保全の義務がないため、大半のFX業者が分別管理をしているのが現状です。
分別管理とは、顧客資産である証拠金と、FX業者の企業経営資産をそれぞれ別の銀行で管理することです。つまり、万が一FX業者が倒産した場合において、分別管理がしっかり行われているところほど顧客資金が返金される確率が高くなるものです。海外FX業者の採択の際にひとつの選択肢としてもこちらも確認しておくことが必要と言えるでしょう。
11.ボーナスがあるかないか
最後に、ボーナスがあるかないかというのも海外FX業者検討の選択肢に入れておくとよいでしょう。
海外FXにおけるボーナスにはどんなものがあるかというと、主には2種類あります。
新規開設時にボーナスとして証拠金を提供してくれるものです。いくらかのボーナスがもらえることで1円も入金せずして取引を始められるというので、安心してはじめることができるのが特徴なボーナスと言えます。中には20000円もボーナスを提供してくれる業者があるので大変魅力です。
とはいえ、このボーナスは証拠金として利用するためのものなので、もらったボーナスのみを出金するという事はできません。ボーナスを利用して取引で利益を出した場合に出金が可能となります。
証拠金を入金するとボーナスが貰えるというものです。こちらのボーナスは100%以上のところもありますので、自己資金の倍以上を元手に取引を行える場合がありますのでこちらも非常に魅力ですね。
これらの内容はそれぞれのFX業者によって内容が異なりますので、自分にあったものメリットに感じるものをじっくり選んでみるのもよいでしょう。
まとめ
以上のようにハイレバスキャルピングを行うにあたって海外FX業者の選定ポイントについて説明してきました。
海外FXでは、基本自己責任としてすべての問題やトラブルを解決しなければなりません。そのリスクを減らすためにも安全な海外FX業者を選ぶ必要があります。とにかくこれまでの運営実績や日本語によるサポート体制がしっかりしている海外FX業者は絶対条件となります。
スキャルピングを行うことに限らず、海外FX全般において自分がメリットと感じるサービスをよく比較検討した上で自分に最適な海外FX会社を選んでみましょう。
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